TRIATHLON BLOG

くまモンに似ている⁈といわれる所以は、腕が短くチット肥満体型。そして一番は顔が熊っぽい事らしいっす。そんな哀愁男のトライアスロン挑戦記。

2016佐渡国際トライアスロン Aタイプ 参戦記 最終回

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 やっと参戦します。

 

やっぱ、最後はゴールシーンをトップにもってこなきゃぁね。

 

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深夜3時のアストロマンバスに乗り込み、大会会場に着いたのは4時少し前たっだと思います。朝メシは、旅館の方が用意していただいたお弁当を頂きました。

 

バイクに補給食等をセッティングして、腕にゼッケンを書いてもらう為に体育館に行きます。Aタイプに参加される方は既に結構いらっしゃてて、トイレがすこし並んでましたね。

 

トイレでトライスーツをまとい、かるくストレッチをしながら時間がくるのを若干の緊張感をもって待ちます。6時にスイムスタートなので5時過ぎにはこれでもかってワセリンを首・脇に塗りこみウエットスーツを着て砂浜へ向かいます。

試泳をして思った事は、海が綺麗だという事。他のブログであまり海は綺麗でなかったとのコメントもみましたが、私的には十分綺麗でした。そして、何かいけそーな気がするーって心ん中で吟じた記憶があります。

 

なんて言ったらいいんでしょう。スイムスタートしてしばらくは泳いでいるというより溺れているような。映画「タイタニック」で船が沈没する前に海の上でうごめいている人たちのような感覚でした。

ここは、我慢の二文字っすね。無理してはいけない事は重々承知してますが、命の危険までは感じる事はなかったですね。事前に海で泳いでいた事がやはり良かったと思っています。

 くらげの心配を少ししてましたが、わたくし周辺には全くといっていいほど漂っていませんでした。最後の方に眼下に1匹漂っていたくらいで。くらげに関しては、運が良かったと思います。

 今回のスイムで強く感じた事は、真っ直ぐ泳ぐ事がいかに大事かって事。オリンピックディスタンスは1.5キロなので多少蛇行した所でたかが知れていますが、佐渡のスイムは最低でも3.8キロは泳がなくてはならない為、スピードより真っ直ぐ泳ぐ事が完走への近道ではないかと思います。

私、結構蛇行していたと思います。わたくしの周りにいらっしゃった方にご迷惑をお掛けいたしました。

スイムは1:33:45でスイムアップしました。順位は473位でした。

制限時間は特に気にしませんでした。このスイムタイムは精一杯のタイムです。”余力をもってバイク・ランにつなげる”なんて言っている余裕はありません。3種目全て全力で何処までいけるかしか頭になかったっす。

 

さて、バイクですね。

190キロです。途方もない距離です。三浦半島2周してもおつりがきます、違う方の佐渡トライアスロンブログで佐渡の坂はそれほどでもない的なコメントがありましたが、すみません。私はキツかったっす。めちゃくちゃしんどかったっす。最後の50キロくらいは泣きながら「もう二度とこんな大会でねーぞ」と思いながらペダルをこいでました。

そんな事はさておき、私は”平均何キロで走る”とか”ケイデンスがどうとか”なんて全くのアウトオブ眼中でひたすらペダルを漕ぐ戦法でした。

一番きつかったのは、大野亀あたりっすかね。向かい風だったと思います。気持ちが切れそうになりました。景色は素晴らしいのでしょうが、そんな事など全く目に入りません。

後半のAS・WSで何度か「おとうさん、がんばって」という声援を耳にしました。最初は特に気にはしていませんでしたが、もしや俺の事?かなと思いスタッフの方に「何故、名前がわかるんすか」って聞いたら、ゼッケンで名前が分かるとの事でした。なんとうれしい事じゃぁありませんか。

*私、苗字が「ごとう」といいまして、「おとうさん」と「ごとうさん」を聞き間違えておりました。

沿道での暖かい声援や、各AS・WSのスタッフの方の支えで何とか190キロのバイクパートを7:41.12 全体の488位でアップする事ができました。本当に泣きながらのバイクアップでした。

 

そして運命のラストのランスタートです。

マジメにこれからフルマラソンかよって。時間は15時少しすぎたあたり。お天道様は、まだすこぶる元気で輝きを保っている時間帯。制限時間まであと何時間なんてこの時点では全く頭にありませんでした。明治大学ラグビー部監督を67年もの長きにわたり務めた北島忠治監督の「前へ」を心に刻みランパートをスタートしました。

走り(歩き)始めて、どれくらいでしょうか両足に違和感発生。その正体は「豆」。両足の親指のあたりに合計4つ。たぶん、バイクパートん時に頭からたくさん水をかぶっていたせいで5本指ソックスがビショビショになり、そのままランをスタートしちまったのが、「豆」発生の原因じゃないかと思われます。

*ランの前は、足をよく拭き新しいソックスに履き替えるべきっすね。これって当たり前の事かもしれません。

そのままの状況で騙しながら歩いたり少し走ったりしていましたが、豆が破れたら完走どころの騒ぎじゃなくなるなと思い、1週目折り返し後の八幡WSでテーピングを頂き、ソックスを脱ぎ両足をこれでもかってほど巻きました。この時対応して頂いたスタッフの方もとても親切でとてもお綺麗な方でした。この場をかりてお礼申し上げます。

おかげ様で豆の破裂なしでゴールを迎える事ができました。

 

前にもお話した通り、あまり制限時間は気にせず前へ前へと進んできましたが、1週目後半になると日が落ちかけ、このままで本当に制限時間内に間に合うのかと不安になってきました。私、時計なるものを所持しておりませんでしたので、足の豆の痛み以上に「今何時だ!」ってぇ不安が頭ん中を駆け巡っていました。

*時計は必ずもっていきましょう。これも当たり前の事だと思います。

 

そんなこんなで、なんとかランパートも終盤を迎え、商店街に戻ってきました。

 

あの商店街での声援は今思い出してもウルウルするくらいうれしかったっす。ここまで約15時間泣きながら耐えてきたんす。そんな状況で「ナイスランでーす」「おつかれさーん」「もう少しだよー」なんて見知らぬ俺なんかに暖かい声援くれて感動しないほうがおかしいっしょ。

沿道の方たちの殆どがハイタッチで出迎えてくれ、最後の300mくらいは何なんでしょうか言葉に表せない、今までに味わったことのない感動・達成感を与えていただきました。

 

ランパートは、5:38:30で全体の454位。トータル14:53:27 424位でフィニッシュを迎えました

 

朝4時ころにツイッターで「21時にはゴールしたい」とツイートしたんですが、本当に21時前にゴールできて、本当に嬉しく思っています。

 

最後になりますが、大会関係者の皆様、沿道で暖かい声援をくださった皆様、本当にありがとうございました。皆様のお力を頂いて何とか完走する事ができました。また機会がありましたら、是非参加させていただきたいと思っております。

 

おわり。

 

最後の最後ですが、ゴールした後、水のシャワーをあびれるの知ってますか、前回のBタイプ参加の時は、渋滞する程の水のシャワーでしたが、今回ゴールしたあと行ってみたところ誰もいませんでした。シャワーを使った形跡はあったので使って良いと思います。ゼッケンを記入してもらう体育館の出口付近にあります。

また、帰り佐和田バスステーションからアストロマンバスで帰る方になんですが、バイクを輪行バックに入れるよう書いてありましたが、最終のバス(トラック)でバイクをもっていってもらう時、輪行バックに入れなくていいよって現場では言ってましたよ。

 

ご参考にどーぞ。

 

 では、また。